星と大地の詩

北アルプス涸沢岳
1993. 8.12

Ha-068 
 天と地の境目に雲が湧いて下界を覆い始めると、風は天の重さに耐えかねて横に逃げていく。雲と風をつらぬいて立つ大地の頂きだけが、世俗から遠く離れたところで相変わらず星を見上げている。永遠なる星と大地の対峙。
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