雲上の世界

木曽開田高原
1990. 6. 3

Ni-002 
 どんどん標高を稼いでいくと、やがて乗鞍がなだらかな山容を見せはじめた。手前の谷にいつしかガスが湧いて、海にぽっかりと浮かぶ島のように見える。雲海の底では知る術もない、天に一番近い島。
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