雲を呼ぶ
尾張・瀬戸雲興寺
1993. 6. 4
Nk-017
月食の日だというのに朝からの曇り空。引かれるように町はずれの寺まで出かけたら、皆既のころにふと雲が切れた。赤銅色の不気味な月がちらりと顔を覗かせ、すぐにまた雲に隠れた。寺の名が雲興寺というのも何かの因縁か。
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