一足早い厄年か?

1997年1月

 夏の蝶ケ岳から帰ってきて以来、左肩の関節に僅かな痛みがあり、知らないうちに無理をして関節炎になったのかと思っていた。ところが、なかなか治らない。秋の仙人池で一緒になった人が「五十肩」で2年ほど山登りできなかったというので、詳しくその症状を聞いてみて謎が解けた。ああ、こりゃ「四十肩」だ!
 その仙人池山行で左足首を捻挫してしまい、治りかけていた1ケ月半後に再度くじいて、いっそう悪化。12月初旬にはなんと右肩にも「四十肩」の症状が出てしまい、現在は両腕が痛くて上げられず、左足も痛くて、走ったり正座したりできない状態が続いている。

 車のほうも災難続き。秋口からオイル漏れが発生したようで、数日の間隔をおいて走行すると、しばらくの間エンジンルームから煙が出る。1月中には12ケ月点検とあわせてオイルなどを交換する予定なので、それまで焦げ臭い匂いに付き合っている。そのうえ年末年始にかけて、軽くぶつけたり、ぶつけられたりで、悲惨な状態である。
 クリスマスには南アルプスの林道を走っていて、左のリヤタイヤを完全にバーストさせてしまった。ハチロク時代から通算して4回目(インプレッサでは初めて)のバーストである。リヤにはLSDが付いていてテンパーは避けた方が良いので、左フロントタイヤをリヤに回す必要がある。そこで、フロントをテンパーに代えようとしてよくよく見ると、なんとフロントタイヤもサイドを痛めているではないか!
 サイドを痛めたのは通算3回目(インプレッサでは2回目)だ。もちろんテンパーを2本積んでいるはずもなく、痛めたタイヤをそのままリヤに付けて、下道を恐る恐る帰ってきた。翌日、早速タイヤ屋に電話すると、今シーズンはもうミシュランが手に入らないという。50タイヤのようなあまり一般的でないタイヤを履いていると、こんな時は非常に困る。たまたまBSの旧タイプが1セットだけ入荷予定(新年のバーゲン用に仕入れたものらしい)というので、結局4本そっくり変えるはめになってしまった。

 立山へ行けばバスが不通になってえらい目に遭い、年末には予定されていた忘年会が次々とキャンセルとなり、正月の温泉では隣家のお婆さんが亡くなって呼び戻されそうになる。
 いずれも致命的なものではなく、それぞれ不幸中の幸いと言えるような幸運?に助けられて何とかなってはいるが、厄払いする必要があるかもしれないと思い悩む今日この頃である。


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