小笠原諸島
2001年7月
仕事をやめてはや10ヶ月。豊根の就職試験は予備予選落ちし、毎日楽しく暮らしています。その10ヶ月の中で、小笠原諸島に3回行きました。皆さんも行く機会があるかもしれませんので、参考になりそうなことなど書いてみたいと思います。 ●どんな島? まず小笠原がどこにあるかですが、東京都の南約1,000kmのところにある島です。交通手段は船しかないので、東京の竹芝桟橋から小笠原丸(通称おが丸)で25時間かかります。どうしても船がいやな人は、東京都知事になるか、自衛官になれば飛行機でいけると思います。(硫黄島経由) ●気候 気候は亜熱帯気候に属しています。沖縄などでは飛行機から降りるとむっとして暑く感じますが、おが丸では徐々に暑くなるのであまり湿度というものを感じません。しかし油断してはだめです。やはり、島に行くときには自分の一番大切な機材は家においていきましょう。南の島の日差しは強烈で、海辺で水しぶきがレンズに付こうものならすぐにコーティングに焼けができます。ちなみに私は、カビつきの安い中古のレンズを中古屋で見つけてきて使っていました。 ●天気 天気は基本的には太平洋高気圧の勢力の強い夏のほうがいいように思います。ただ、夏はスコールみたいな、いわゆるにわか雨が多いためコロコロ天気が変わり、星の写真を撮ろうかなと思い観測地に移動していくとさっと曇ってきたり、あきらめて帰って酒盛りとかしてると晴れてきたりで安定しません。( まあこのへんは本土でもよくあることかな) 。私の行った中では、2月が気候的には安定していたように思います。でも水温と気温の差から、低空はガスが出ていることが多いです。 ●撮影ポイントは? 星の写真を撮るなら、父島より母島のほうがよいと思います。なぜかと言うと、父島には南に開けたところがないうえに、母島と違って都会のリゾートなので結構明るいです。固定写真でも島が写るのはウエザーステーションだけで、しかも見下ろす格好になるので、35mm判で20mmクラスの広角レンズでないと撮影できないものと思われます。母島は港の前の鮫ヶ崎展望台まで行けば暗いですし、正面に平島、向島などの島が見えます。鮫ヶ崎展望台は南西向きです。また母島へリポートは正面が南向きで、前述の平島、向島のほか、母島の南崎方向への山の連なりが見えます。母島は周りの島との間隔が広いので固定写真も様になります。 ●宿泊 父島、母島とも、ユースホステルがあります。今ではユースもお酒がのめるので、節度を守れる人なら特に問題はありません。一応自己紹介ぐらいはありますが、ミーティングは希望の人のみですので、いやなら参加しなくともよいです。門限はないので、山小屋並みの静かさで出入りすればそれほど問題にならないと思います。朝食抜きにすれば、寝ていても問題ないです。(父島のほうは、朝、放送が入るけど) 。2食つきで、会員 4,900円なので、長期滞在するなら絶対お得です。 ●動植物
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