時計台のある図書館

1992年11月21日、22日

 一億創世資金の恩恵か、バブルの賜物か、最近凝った形の建物が近所に幾つかでき、絵になる写真が撮れると狙っていた建物を、今回撮りに行く事にしました。
 長久手の小高い丘の上にある、時計台のある図書館で、天辺に風見鶏がついていて遠くからも良く目立つ建物です。昇るオリオンと撮るのがベストと、構図をイメージしながらまず下見にでかけました。
 やはり建物だけを見ていた為、気づかなかった電柱が嫌味なほどきれいに並び、電線もしっかり張られていて、どこから見てもしっかりと邪魔をする位置に入り込んでしまいます。新興住宅地なら、最初から美観を考えて地中に埋設してもらいたいと嘆きながら、再び、夜でかけることにしました。
 オリオンが昇る時間に合わせてでかけてみたものの、今度は予想外のライトアップ。こんな田舎で誰が見るのか、たぶん見栄なんだと恨みつつ、待つ事2時間。やっと撮影ができる頃にはすでにオリオンは昇りきってしまい、予定の構図はアウト。それでも何とか撮ろうと頑張ったのですが、電線をはずして狙おうとすると茂みの中へ入らなければならず、これではチカンに間違えられてもしかたがないと思いつつ、とりあえず目的を完了させようと頑張りました。
 それにしても、写真を撮るには大変な世の中になったものだと感じました。


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