1993夏...何も言いたくない!?

1993年7月27日

 今年の夏は記録的な長雨に見舞われ、農家のみならずわれわれ夜行性人種にとってもさんざんな季節となりました。さらに輪をかけて、というお話を一つ。

 それは7月27日の午後7時すぎ、Haさんたちの穂高行きに加えてもらうことで話が出来上り、某望遠鏡ショップに預けておいてもらったNiさんのザックを受けとって帰宅する途中に、それは突如として起きたのでした。
 場所は若宮大通(通称百メーター道路)の浩養園の前で、信号待ちのため停車した私は突然キキーッというブレーキのきしむ音を耳にしました。その瞬間、ルームミラーをみると、一台の銀色の自家用車がスローモーションビデオを見ているように、しかしみるみるうちに迫ってくるのが見えました。思わずブレーキを踏みしめ、全身に力をこめて身構えるのとほぼ同じに衝撃が襲ってきました。そう、追突されてしまったのです。
 私の自動車は後部バンパー破損及びリヤハッチドアのへこみという程度の被害で、走行には支障なかったのでその足で警察に出向いて、事故の届出をし、一見落着かと思いました。が、事態はそれだけではなかったのです。
 帰宅しようと自動車を走らせて行くうちに異様に左の肩が重くなっていくではありませんか。これはマズイぞ、と思いながらやっと家にたどり着き、近所の整形外科に電話し時間外に飛び込んで診断を受けると、私の頚部に指一本触れただけでポツッと一言「ムチ打ちですね」。つづいて「いまのところ痛みをさほど強く感じていなくても、10日から2週間くらいではっきり出てくることが多いのでできるだけ安静にしてください」とのありがたいお言葉。そして本当にそのとおりになってしまったのです。
 事故の2日後に予定していた海水浴が中止になったのを始め、結局、穂高行きも断念するはめになりました。

 自分には全く非がなかったのがせめてもの救いではありましたが、それにしても皆さん、交通事故には気を付けましょう。


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