金谷からの富士山

1997年11月18日

 中小企業の技術指導者の研修の一環で、8月下旬から11月下旬まで、ほぼ3ヶ月間にわたり、静岡県榛原郡金谷町にある某試験場に短期留学いたしました。ドの字が付くくらいの田舎町ですが周りには茶園が広がり、環境はまあ良い方の部類に入るのではないでしょうか。
 せっかくこのようなところに滞在しているのだから、せめて少しくらいは撮影をしなければとずっと考えていたのですが、実験が忙しく写真の方は先延ばしになっておりました。

 早朝とか、昼間に富士山が見えたことはそれまでも2、3回あったのですが、夜となるとその確認もできずにいたのですが、この日は明るい月明かりのため実験途中で実験室の窓からふと眺めたところ、富士山がはっきりと見えたので実験を早々に切り上げて撮影をすることにしました。
 試験場内の茶園を前景にして数駒撮影した後、1キロほど離れた牧の原公園に移動し、金谷・島田市街と大井川を近景に、さらに富士山を遠景にして昇る北斗七星を狙ってみました。
 そこそこの雰囲気にはなりましたが、再度チャレンジしたいと思います。

 でも、夜に金谷から富士山が見えたのは、8月下旬から11月末までの間ではこの晩だけだったのが残念でした。


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