12月24日、今日は「クリスマス・イブ」。名古屋港で花火が打ち上げられるので、妻に「二人で花火見物をしよう」と云って出掛けた。(こういう言い方だと何だか撮影に非協力的な妻のように聞こえてしまうが、別にそんな妻ではありません。)
夏にも花火が打ち上げられるので、良いビュウポイントの下見も兼ねての撮影行である。しかし、案の定、良さそうなポイントはカップルの車で満員でした。
普段もチョコチョコと下見には出掛けてくる。その時は滅多に人など見かけることの無い埠頭だが、こういうときに限って混んでいる。何だかこんな「場」に居合わせた自分も結構ミーハーなのかなぁとも思えてくる。
まっ、それはさておき、やっとの思いで見つけた人けの少なく、暗いポイント。(それでも2〜3組はいた。その中には自転車でやってきたカップルもいた。)
車外に出てみてびっくり、異常に寒い。そして風も強い。
「クリスマス寒波というやつか?」
そう思いながらカメラをかついでさらに暗い波打ち際へと移動した。岸壁に当たった波の飛沫が時折顔にかかる。凍えそうな中で十数枚、ひたすらシャッターをきること数十分。寒さに耐えきれず、また、帰りの渋滞も気になりだしてついにリタイア。
車に戻りほっと一息。車の中は、まるで天国のように暖かい。何だか妙な幸福感が体の中に満ちてくる。
「花火きれいだったね」
「いい写真とれた?」
「外は寒かったでしょ」
妻のそんな二言三言。
「寒いし、臭いし、いまいち」
私の返答。
そんな会話も何だか嬉しいひととき。
翌日は予想通りの雪、しかし予想外の大雪。
写真の仕上がりは失策による失敗作。学んだことは、北天の星は動きが少ないうえに花火の派手さにはかなわない。月ならまだなんとかなりそうだが…。星なら東・南・西天で花火打ち上げ前からバルブして一発撮りか、最後の一発の花火からバルブしてこれも一発撮り。
いずれにせよ、今後の実験課題として再挑戦してみようかな?
|