槍ヶ岳周辺情報

1992年8月19日〜23日

 この夏、『ドクター・ストップ』がとけ、晴れて山歩きを満喫することができました。写真のほうはあいにくの結果に終わってしまいましたが、皆様の楽しい山旅とより素晴らしい作品作りを願って、細やかながら偏見と独断に満ちた情報を提供したいと思います。
 今年の行き先はA.鏡平、B.南岳〜槍、C.奥穂、以上三箇所でした。A、Cについては行かれた方も何人かいらっしゃるので、Bの情報をお送りします。


●山小屋

★槍沢小屋
 お水が豊富。お風呂にも入れます。ただしシャンプー・石鹸は使用できません。食事は槍ヶ岳山荘よりマル。樹林帯の中なので撮影には不向き。

★南岳小屋
 まだ木の香りが漂ってきそうなほど新しく、しかも清潔な小屋です。しかし、従業員がマニュアル通りに話すだけで、二コリともしないところは…。食事はなかなかよろしい。お水は宿泊客でも購入しなくてはなりませんが、トイレの手を洗う水はでます。

★ヒュッテ大槍
 大変気持ちの良い小屋です。「御老公」と呼ばれる責任者が写真好きで、暇だといろいろお話を聞かせてくれます。暖かい人柄が魅力です。食事も大変おいしく満足できます。お盆を外せば空いているそうです。

★おまけの徳合峠小屋
 「アットホームな雰囲気で居心地がいい最高に良い小屋」だそうです。食事は大皿に何品も並んで、従業員も一緒の席に着くのだとのこと。ただし、トイレに問題があるとか…。これは大槍で出会った人からの情報でした。

●撮影ビューポイント

★天狗池
 写真で毎度おなじみの場所ですが「やはり素晴らしい!」の一語に尽きます。池が現れるのは例年8月後半で、それ以前は雪の下だそうです。また、ここにテントは張れません。レンジャーが殺生ヒュッテから監視していて、見つけるとすぐに飛んで来るそうです。槍沢の分岐点からの道は大変良く、楽に行けます。

★南岳
 北穂へと続く大キレットの迫力が素晴らしいそうです。あいにくの天気で目にしていないのですが、聞いただけで食指が動きます。南側ということで写真に撮りにくいとは思いますが、月が北寄りにある頃、挑戦してみてはいかがでしょうか。

★ヒュッテ大槍付近
 槍の形がきれいです。それ以上に、北鎌尾根が迫力あり魅力的です。槍と北鎌を同時に入れて撮るにはかなりの広角が必要です。(6×4.5の50ミリレンズでは入りません。)


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