雪の邑里(むらさと)

安曇野・穂高温泉
1993. 1.23

Ha-057 
 寒村の夕暮れ時、徐々に忍び寄る夜のとばりが原初の感覚を呼び覚ます。まわりの森羅万象が次第に闇に溶け込んでいき、やがて星の光と自分の想いだけが残される。本来の「夜」とは、かくも人の心をあらわにするのだ。
BACK