遠い道

諏訪・美濃戸口
1992. 2. 9

Ni-016 
 高原に陽が落ちると、途端に寒さが身にしみてくる。冬の星は刺すような鋭い光を放ち、つらく厳しい季節をアピールする。家路を急ぐ車が一台、雪の農道を走り去った。遠くの民家のあかりが無性に恋しくなる。
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