あかね色

愛知県立田村
1993. 1.31

Ha-058 
 夕焼けが川面を赤く染めるとき、いつも幼いころの言い知れぬ心細さが甦る。遠い未来の自分への理由なき不安と焦燥。風景はオレンジから暗い赤へ急速に色を変えていき、それにつれて人の時間が過去へとさかのぼっていく。
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